当ブログの記載範囲ポリシー
漫画を開かなくても得られる情報を心がけます。ただし、第1話の内容を含みます(何も語れなくなるので)。
表紙や裏表紙、出版社などの公式に公開されている情報を基に、本編の内容には深く触れずに執筆します。
実際のゲーム開発現場の内側が描かれる「紛争でしたら八田まで」のあらすじ
公式 – 講談社モーニング公式サイトの紹介より
海外のことがちょっと楽しくなる新連載!
民族、言語、思想。違えばやっぱり、事件は起きる。住む場所変われば、起きる事件も、もちろん変化!
それを眼鏡美人・八田百合、チセイ(と荒技)で解決!? 荒み疲れ果てた世界を、彼女が救う……!!?
第1話は、モーニング公式サイトで読めます!
https://morning.kodansha.co.jp/c/funsodeshitara.html
「紛争でしたら八田まで」の第1話

スタートはイギリスのパブでの揉め事から始まります。
イングランド、ウェールズ、スコットランド側ととは海を挟んで北アイルランドの構成に対し「アイルランド島の一部がイギリスってことに元々無理あんのよ」とぴしゃり!
私も中学生の頃(?)に、イギリスは飛び出ているなと感じたことを思い出しました。地政学の目線で見ると無理があるそうな。
第1話はイギリスのお話、次はミャンマーへ移動すると言って第2話へ進みます。
当然、次はミャンマーです。そこから、日本も含めて様々な国の“地政学”の観点のお話が展開されていきます。
「紛争でしたら八田まで」の出版社・作者等
田素弘(でん もとひろ)先生による作品です。
この作品は、『モーニング』(講談社)にて2019年51号から2021年42号まで連載され、その後『Dモーニング』(同社)に移籍しています。
「紛争でしたら八田まで」のココがおすすめ!
地政学リスクコンサルタントである主人公という設定ですね!
それと、単行本の巻末おまけがとても学びになります。
監修をしてくださっている東京海上日動のリスクコンサルティングの方の記事があるんですよ。漫画を読む、という気持ちでいると読み飛ばしてしまうかもしれませんが、、、いちコラムとして是非読んでいただきたい素晴らしい内容です。
私自身は地政学をまったく知らないこともあり、今までに見ようとも思ったことのない目線を教えてくれます。
漫画タイトルにもあるように、紛争のテーマに沿うので、各国の荒れた面を見ることになります。
冒険やバトルのようなスカッとするタイプではなく、あまり気持ちの良いお話ではない部分も多くある作品だなとは思いますが、リアルな世界の事情を知ることができると思います。
頻出キーワードを調べると、「国」「経済」「情報」「政治」や各国の名称があり、世界各国をテーマにし、かつ経済的な観点を詰め込んだお話だなと納得できるものが多く並んでいます。
しっかりと「地政学」というワードも多く出ています。
「紛争でしたら八田まで」からの学び
国際関係や文化の違いを理解し、問題解決に取り組む姿勢を学ぶことができると感じています。
具体的な何かを記載すると、直接のネタバレになるので触れられないことが歯がゆいです。
一度娯楽としての漫画を楽しむつもりで読み、二週目に「勉強」するつもりで読むことをおすすめします。
前のセクションに記載した監修者の方が、ご自身のお名前を出してコラムを書いていらっしゃるので、情報に誤りはないと信じることができます。
魅力的なキャラクター達
当ブログの記載範囲ポリシーにより、魅力的な表紙と基礎情報のご紹介に留めます。
「紛争でしたら八田まで」は、表紙が主人公ばかりです。というのも、各国を巡って紛争問題を解決するストーリーなので、固定キャラクターが本人しかいないんですよね。

八田百合
フリーランスの地政学リスクコンサルタント、という肩書です。
現地の言語や歴史、宗教、政治、経済、軍事、文化など、多様な知見のあるチセイのある女性であり、プロレス技も得意です(どういうこと!?)
アニメ化・映像化情報
記事執筆時、そういったお話はないようです。
実際の国のお話なので、簡単には映像化できないのだろうな、と思います。
同作者作品情報
定時退社でライフルシュート:講談社 モーニング(読み切り作品)
カテゴリおすすめ
なかなか“近い”と思う漫画を思いつくことができないです。
この漫画が刺さる人は、ビジネス本を読む方なのではないかとも感じています。
若干ニッチなお勉強と捉えて2作品を紹介します。
「数字であそぼ。」
大学の数学科の学生を通じて、数学に触れることができる作品です。素直に大学の数学だな~、と思います。
「カモのネギには毒がある 加茂教授の人間経済学講義」
マルチ商法や自治体の競争入札など、実際の世界の経済的な観点をコミカルに扱っています。どんどん読み進めたくなる作品です。
まとめ
主人公の活躍を通じて、地政学や問題解決のスキルを学び、世界を理解する一助となることでしょう。
国際情勢や異文化交流に興味のある読者にとって魅力的な作品である「紛争でしたら八田まで」をご紹介しました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。是非お手に取ってみてください。